東京下流人日記|ワーキングプア脱出をめざす自宅警備員の生活と意見、時事議論、書評など

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自己啓発書、読むのは人生の無駄。よくぞいった。

|2013年7月14日 23:53| 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
谷本真由美さんががんばっている。日本のビジネス社会の特異性を徹底批判しまくり。

いっていることは、いちいちもっともです。日本のビジネスマンはおかしい。しかし、おかしいと本気で思ったとしても、どうしようもないというあきらめムードがおおっている。そうすると、ちょっとでも会社で優位に立ち、気持よくなりたいと思って、自己啓発書を手に取る。わかっちゃいるけどやめられない。植木等の世界なのだ。

【出版】書店に立ち並ぶ「自己啓発書」、読むのは人生の無駄?...分析・否定した本が出版に [06/25]
1 :きのこ記者φ ★:2013/06/26(水) 00:51:35.61 ID:???
書店でいつも賑わっている自己啓発書のコーナー。本が売れないと嘆く声がある一方で、 自己啓発書はベストセラーを連発する人気ジャンルだ。
しかし、そんな自己啓発書を「キャリアポルノ」と呼び、自己啓発書をありがたがる人たちに"愛のムチ"を振るう本が発売。
それが『キャリアポルノは人生の無駄だ』(谷本真由美(@May_Roma)/朝日新聞出版)という新書である。

著者はMay_RomaとしてTwitterで多くのフォロワーを持つ谷本真由美。
「キャリアポルノ」というのは彼女の造語で、英語圏で使われている「フードポルノ」にひっかけた言葉だ。
フードポルノとは、おいしそうな食べ物を本や動画などで読んだり眺めることで楽しむものの、実際に料理を行ったり食べたりするわけではないことを「ポルノの鑑賞」に例えたもので、著者はそれと同じ構造が自己啓発書にあることを指摘している。

この「キャリアポルノ」という造語も過激だが、中身はさらに挑発的。
いわく、自己啓発書の特徴は「人文書や文芸書に比べてデザイン的にあり得ないレベルで下品なこと」。
表紙に強く打ち出される「絶対」「人生」「成功」「勝者」「金持ち」などの言葉は「シラフだったら絶対に口に出せないような
赤面系キーワード」とツッコみ、字が大きいこと、文字の量が少ないことなどを挙げ、 「こんな恥ずかしい本」を本棚に堂々と入れている人は「相当勇気があるか、何も感じない単細胞」と切り捨てている。

著者が問いかけるのは、そもそも自己啓発書がこんなに売れるほど"意識の高いビジネスマン"が数多くいるのに、
日本が不景気なままなのは何故なのか、という点。その理由のひとつとして、本書では自己啓発書をありがたがる人たちが、
成功者たちの「目には見えない部分での努力や行動、勉強をすっ飛ばして」いることを挙げる。

それは食べ物の写真を見て欲望を満たしている状態と変わらず、「次々に自己啓発書を買っては読んで、 何となく自分が凄い人になったような気になり、実は何もしないのです」というのだ。

また、最近の自己啓発書のターゲットが「特に大学生や20?30代の若い会社員」に絞られていることにも触れ、 その背景に非正規雇用者の増加による「経済的な不安と恐れ」があると述べている。競争は激しいが、努力はしたくない。
こうした「"怠け者"や、現実を直視したくない"意気地なし"が多い」からこそ、自己啓発書にすがってしまうのだと分析する。

ここまで言われると、普段から自己啓発書を愛読している人にとっては言葉が胸にグサグサと刺さって苦しい展開だが、 本書はさらに踏み込み、日本における「働く=自己実現」という根強い価値観に疑問を呈する。
そして、「労働はあくまで稼ぐ手段」であり、「私たちを自由にするのは、自分の考え方」と説く。
本書を読めば、自己啓発書を手にしてしまう土壌に、社会のあり方が密接に関わっていることがわかるはずだ。

大切なのは「成功者は成功者、自分は自分」と自覚すること。 そして、他人と自分を比較して苦しむのではなく「何をやったら最もよくなれるか、最も楽しいか」を考えるべきだと著者はいう。



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