東京下流人日記|ワーキングプア脱出をめざす自宅警備員の生活と意見、時事議論、書評など

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宮崎哲弥さんの「ありえへん名言」。

|2011年3月21日 21:50| 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
宮崎哲弥は「ありえへん世界」でたまに見かけるが、関ジャニ∞のサポートメンバーになったのかと思っていたら、そうではないらしい。

『中央公論』2011年3月号「新書大賞2011」の永江朗との対談を読んだ。

43ページでいいこといってる。

永江が山岸俊男/メアリー.C.ブリントンの『リスクに背を向ける日本人』を推薦しているのを受けて、山岸批判を述べている。

宮崎「私はかなり昔から山岸学説には懐疑的で、「安心社会から信頼社会へ」という二分法を軸にした「構造改革論」にどれほどの妥当性があるのかなあ、と思っています。経済学者の荒井一博氏などはずっと批判されていますね。とくにリーマン・ショック後の世界を見れば、結局、洋の東西を問わず経済環境が逼迫すれば「信頼」が崩れ、人は「安心」を欲望するもので、山岸説は経済の問題を社会意識の問題に巧みにすり替えているだけという印象もあります。」

いやあ、宮崎さん、ありえへん名言ですね。

私は山岸の「構造改革論」というのは不勉強のため知らないが、ずっと昔に山岸の『信頼の構造』を読んだときから疑問をもっていた。『信頼の構造』は評価の高い本であるが、どうしても納得ができない部分があって、ずっと腹の底でゆらゆらと、へんな感情が揺れていた。

山岸がやっているのは、社会にゲーム理論を応用することであり、それは間違った方法論である。ゲーム理論を適用できない領域が社会であり、山岸のやっていることは、根本的にやってはいけないことをやっているのだ。たまたまうまく行ったように見えるが、それは見えるだけ。社会を合理主義で解釈するのは無意味だ。このことを、以前からいいたかったのだが、山岸はリッパな人なのでいえなかった。宮崎が批判しているのを読んで、我が意を得たりというわけで、虎の威を借りて私も小声でいってみました。

山岸理論は、社会をゲーム理論で分析するもので、根本的に間違っている。
あと、宮崎によると荒井一博という人が山岸批判を展開しているらしいから、こんど読んでみることにしよう。

いやあ、今回は関ジャニ∞のサポートメンバー・宮崎さんをほんと見直しました (なんでやねん)。

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中央公論 2011年 03月号 [雑誌]
中央公論新社
2011-02-10


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