新書大賞2011(中央公論)はこれだ。
『中央公論』の新書大賞2011をご紹介します。
私見
第2位に入っている『デフレの正体』は面白いんですが、すべてを人口論で説明するのには無理がある。高齢化している社会は日本の他にも多いのに、日本だけが特別にデフレになっている。その背景には、他の要因があると考えるべきだ。それは、人口の背後にある年功賃金である。年功賃金があることによって、人口の問題はたんなる人口問題ではなく、労働コストの問題となり、また高齢化にともなうライフサイクルの問題にもなる。つまり、人口+年功賃金で、問題が複雑化している。この点を指摘したい。
あと、個人的に読みたいなと思ったのは、選外の『天皇とアメリカ』テッサ・モーリス=スズキ、吉見俊哉(集英社新書)ですね。
| 大賞 | 宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書) 村山斉 |
| 第2位 | デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21) 藻谷浩介 |
| 第3位 | 街場のメディア論 (光文社新書) 内田樹 |
| 第4位 | 競争と公平感―市場経済の本当のメリット (中公新書) 大竹文雄 |
| 第5位 | 伊藤博文―知の政治家 (中公新書) 瀧井一博 |
| 第6位 | 葬式は、要らない (幻冬舎新書) 島田裕巳 |
| 第7位 | 希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社新書) 古市憲寿 解説と反論本田由紀 |
| 第8位 | 田中角栄の昭和 (朝日新書) 保坂正康 |
| 第9位 | なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか(祥伝社新書226) 若宮健 |
| 第10位 | 創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 (光文社新書) 輪島祐介 |
私見
第2位に入っている『デフレの正体』は面白いんですが、すべてを人口論で説明するのには無理がある。高齢化している社会は日本の他にも多いのに、日本だけが特別にデフレになっている。その背景には、他の要因があると考えるべきだ。それは、人口の背後にある年功賃金である。年功賃金があることによって、人口の問題はたんなる人口問題ではなく、労働コストの問題となり、また高齢化にともなうライフサイクルの問題にもなる。つまり、人口+年功賃金で、問題が複雑化している。この点を指摘したい。
あと、個人的に読みたいなと思ったのは、選外の『天皇とアメリカ』テッサ・モーリス=スズキ、吉見俊哉(集英社新書)ですね。
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